メディアでも話題となった「一万円選書」という本の選書サービスで知られる北海道砂川市の「いわた書店」。
その岩田書店の公式YouTubeチャンネルで、2023年の「一万円選書売上ランキング」が発表されています。
→2023年一万円選書売り上げランキング(いわた書店公式チャンネル)
→一万円選書(いわた書店ホームページ)
そこで、「一万円選書売上ランキング2023」のベスト10と過去ランクインしたいわた書店のおすすめ本をまとめてみました。
いわた書店のランキングは、他の書店の“売れた本”のランキングとはちょっと違い、いわた書店が「一万円選書」という本の選書サービスで“売りたくて、売った本”のランキングであるというのが特長です。
そのため、発行年月日も古いものもあれば新しいものもあり、文庫や文芸などいろいろなものが混ざっています。
「一万円選書」は「選書カルテ」を元に店主の岩田徹さんが1万円の予算で選書をしてくれるというサービスで、大変人気があり応募される方も多いため、抽選方式となっていて倍率も高いそうです。
そんな人気の「一万円選書」で選ばれている本はどれもおすすめの本ばかりですので、ぜひチェックしてみてください!
いわた書店の本の選書サービス「一万円選書」
一万円選書 北国の小さな本屋た起こした奇跡の物語/岩田徹(ポプラ新書)
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本をどう選び、どう読むか――。
1年でわずか3日だけの募集で、常時3000人待ちともいわれている一万円選書を書籍で疑似体験。
北国の小さな本屋が起こした奇跡の物語。
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「一万円選書」でつながる架け橋 北海道の小さな町の本屋・いわた書店/岩田徹(単行本)
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お客さん一人ひとりにあった本を選書するサービス「一万円選書」で注目!
1冊ずつ心を込めて「売れる本」ではなく「売りたい本」を売る。
読者が運命の1冊に巡り合うお手伝いをする、小さな本屋さんの物語。
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いわた書店の一万円選書売上ランキング2023
第1位:カーテンコール!/加納朋子(新潮文庫)
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閉校が決まった私立萌木女学園。
単位不足の生徒たちをなんとか卒業させるべく、半年間の特別補講合宿が始まった。
話下手の桃花、寝坊魔の朝子、腐女子の真実、拒食症の茉莉子、優等生の菜々子……。
生きるのに不器用な女の子たちと、その成長に励まされる青春連作短編集。
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2位
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へろへろ/鹿子裕文(ちくま文庫)
最期まで自分らしく生きる。そんな場がないのなら、自分たちで作ろう。知恵と笑顔で困難を乗り越え、新しい介護施設を作った人々の話。
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3位
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やがて訪れる春のために/はらだみずき(新潮文庫)
おばあちゃんに、もう一度この庭を見せたい!季節の花々が彩る庭を舞台に庭と家族の再生を描いた、やさしさに包まれる物語。
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4位
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おかえり横道世之介/吉田修一(中公文庫)
人生のダメな時期、万歳。人生のスランプ、万々歳。横道世之介、24歳。青春小説の金字塔、ふたたび。
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5位
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それでも食べて生きてゆく 東京の台所/大平一枝(単行本)
台所と食を通じて人生を立て直した人々を描く感動ノンフィクション!家族、恋人、夢、健康――22人の〈喪失と再生〉の物語。
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6位
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茗荷谷の猫/木内昇(文春文庫)
「東京」に行けば何かを成せると思っていた。幕末から昭和にかけ涙を流しながら夢にすがる名もなき野心家達を暖かい筆致で描く連作幻想譚。
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7位
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こっちへお入り/平安寿子(祥伝社文庫)
吉田江利、三十三歳独身OL。落語は不器用なオトナのための指南書だ!涙と笑いで贈る、遅れてやってきた青春の落語成長物語。
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8位
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田村はまだか/朝倉かすみ(光文社文庫)
同窓会の三次会。深夜のバーで田村を待ち続ける四十歳になる男女5人の胸のうちが語られる連作短編小説。ラストには怒濤の感動が待ち受ける傑作!
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9位
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子は親を救うために「心の病」になる/高橋和巳(ちくま文庫)
居場所がない、本当の気持ちがわからない、人に興味がもてない……私はなんでこんなにも生きづらいのか?様々な症例を基に解明される、親子という葛藤の原点。
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10位
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パリのすてきなおじさん/金井真紀(単行本)
世界は混沌としていて、人生はほろ苦い。だけどパリのおじさんは、今日も空を見上げる。軽くて、深くて、愛おしい、おじさんインタビュー&スケッチ集。
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過去にランクインしたいわた書店のおすすめ本
さざなみのよる(河出文庫)
小国ナスミ、享年43。命のまばゆいきらめきを描く感動と祝福の物語。
大事なことほど小声でささやく(幻冬舎文庫)
スナックのマッチョなママとジム仲間たちとの交流を描く笑って泣ける人情小説。
包帯クラブ ルック・アット・ミー!(単行本)
悲しみがあふれた世界で、戦わずに大切なものを守ろうと、6人がふたたび動き出す。
永遠のおでかけ(毎日文庫)
大切な人の死で知る悲しみとその悲しみの先にある未来。珠玉のエッセイ20編。
歌集 滑走路(角川文庫)
逆境に負けず生きる希望を歌い続けた歌人・萩原慎一郎が遺した唯一の歌集。
ぼくたちが選べなかったことを、選びなおすために。(単行本)
命を見つめ続けてきた写真家が、大切にしてきた「選ぶ」ということ。
そして、星の輝く夜がくる(講談社文庫)
東日本大震災から三年の月日をかけ紡ぎ出された希望と祈りの物語。
万寿子さんの庭(小学館文庫)
20歳の京子と変わり者のおばあさん。年齢差を超えた友情を描く、感涙の物語。
手のひらの音符(新潮文庫)
45歳、独身。時代の荒波をひたむきに乗り越えた女性の人生を描いた長編小説。
ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー(新潮文庫)
60万人が泣いて笑って感動した、親子で読みたい一生モノの課題図書。
私たちは幸せになるために生まれてきた(知恵の森文庫)
どんな困難をも糧として生きる人々の姿を、柔らかな文章で綴るエッセイ集。
書店主フィクリーのものがたり(ハヤカワepi文庫)
ある日、幼い女の子が捨てられていた――。すべての本を愛する人に贈る物語。
深呼吸の必要(ハルキ文庫)
散文詩二章三十三篇からなる、幸福な言葉の贈りもの。長田弘の代表詩集。
ファイティング寿限無(祥伝社文庫)
前代未聞!落語家がプロボクサーに!?爽快にして痛快、青春小説の傑作!
ふたり 皇后美智子と石牟礼道子(講談社文庫)
戦後70年、水俣は癒されたのか。深く問い直す傑作ノンフィクション。