夏休みといえば宿題、宿題といえば読書感想文。
そこで、2025年の第71回青少年読書感想文全国コンクールの課題図書(小学生の部)をまとめました。
小学生の部は、小学校低学年4作品、小学校中学年4作品、小学校高学年4作品の合計12作品が選ばれています。
ジャンルも、児童文学や絵本、環境について本など様々。
小学生だけでなく、大人が読んでも楽しかったり学べる本ばかりですので、本選びのご参考にしてみてください!
2025年の課題図書-小学校低学年の部
ライオンのくにのネズミ/さかとくみ雪(絵本)

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父親の転勤でライオンのくにに引っ越したねずみの家族。
使う言葉も習慣も体の大きさも違う彼らはわかりあうことができるのか?
ちょっとの勇気で世界が変わるかもしれない――。
書店員が選ぶ絵本新人賞2024大賞作品。
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ぼくのねこ ポー/岩瀬成子(単行本)

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学校からの帰り道、白い家の近くでねこを見つけた。
お母さんは「すてねこなら飼ってもいいけど」といい、ぼくは、ねこに「ポー」という名前をつけた。
転校してきた森くんと仲良くなって話していると、「ねこがね、いなくなっちゃったんだよ」とつらそうな顔をした。
ぼくはなんだかむねが急にドキドキしはじめた――。
少年の心の機微を丁寧な筆致で描いた幼年童話。
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ともだち/リンダ・サラ(絵本)

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ぼくとエトはとっても仲良し。
あるとき、シューがやってきていっしょに遊びたいと言い、エトはシューと仲良くする。
ぼくは仲間外れになった気がして、2人から離れていった。
「もう丘になんか行くもんか」そう思っていたある日、エトとシューがぼくを呼びにきて……。
様々な出会いがある子どもたちに手渡したい、友達を受け入れるまでの心温まる物語。
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ワレワレはアマガエル/松橋利光(単行本)

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カエルと聞いて思いうかぶのは?
ぴょこんと目が出て、緑色の――そう、ワレワレ、アマガエルだろう!
体のしくみや、産卵からおたまじゃくし、冬眠までを、アマガエルたちの自己紹介で、楽しく見せます。
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課題図書の本は、「読書感想文全国コンクール公式サイト」で試し読みができます。
→読書感想文全国コンクール公式サイト
2025年の課題図書-小学校中学年の部
ふみきりペンギン/おくはらゆめ(単行本)

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小学3年生のゆうとは、ふみきりでペンギンの話を聞く。
るりは、白いヘビのうわさを確かめたい。
ななこは、鏡のなかのライオンと会う。
決めつけず、気にせず、それぞれの子どもたちの自分らしさを肯定する。
おくはらゆめの作絵による、やさしい物語。
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バラクラバ・ボーイ/ジェニー・ロブソン(単行本)

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バラクラバ帽をかぶった転入生のトミーがやってきた。
なぜトミーは帽子をかぶってるの?
あの帽子の下には何がかくされている?
ぼくとドゥミサニのたいくつな日々は、「バラクラバ・ボーイ」によって大きく変わったんだ。
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たった2℃で…/キム・ファン(絵本)

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気候変動による地球の温暖化は、まったなしの大問題。
CO2濃度が2倍になると地球の温度が約2度あがることが、世界で初めて計算で明らかになった。
もし地球の気温が2℃あがったら……。
地球上のすべての生きものに大きな影響があることを、直感的にわかるような構成と絵によって伝える絵本。
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ねえねえ、なに見てる?/ビクター・ベルモント(絵本)

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科学者のママ、ゲーム好きのパパ、音楽家のおじさん……。
同じ場にいても、見ているもの、その見え方はまったくちがう!?
きみには、どんなふうに見えてる?
食卓を囲む家族の異なる世界を鮮やかに描く、多様性と他者理解について知るSDGs絵本。
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課題図書の本は、「読書感想文全国コンクール公式サイト」で試し読みができます。
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2025年の課題図書-小学校高学年の部
ぼくの色、見つけた!/志津栄子(単行本)

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トマトを区別できない、肉が焼けたタイミングがわからない。
クラスメイトから似顔絵のくちびるを茶色に塗ったことを馬鹿にされる。
ぼくは生まれつき、みんなと同じようには色が見えていないらしい。
「色覚障がい」を隠して生活する信太朗に差しこんだ光とは――。
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森に帰らなかったカラス/ジーン・ウィリス(単行本)

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1957年、ロンドン郊外の町。
11歳の少年ミックは、ある日、近所の森で、ケガをした鳥のヒナを見つけ、家に持ち帰る。
少年と動物とのふれあいを、父親の兵士時代の心の傷をまじえつつ描く。
ロンドン動物園の元主任飼育員の少年時代の実話をもとにした、心あたたまる児童文学。
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マナティーがいた夏/エヴァン・グリフィス(単行本)

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11歳の夏休み、ピーターの目標は「生き物発見ノート」を親友のトミーと完成させること。
ところが、せっかく発見したマナティーはけがをするし、トミーが引っ越すことがわかり……。
自然、家族、友だち…自分をとりまく問題が大きすぎたとき、どう立ち向かえばいい?
変化に向き合う勇気をくれる、ひと夏の成長物語。
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とびたて!みんなのドラゴン/オザワ部長(単行本)

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難病ALSと闘う先生が合唱部の顧問になった。
合唱は未経験。大丈夫?
でも熱意と子どもたちとの絆で初の全国大会出場金賞受賞に導いた!
実話をもとに描く感動の物語。
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課題図書の本は、「読書感想文全国コンクール公式サイト」で試し読みができます。
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課題図書 小学生の部-過去のおすすめ作品

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【小学校低学年】
ごめんね でてこい(単行本)
大好きなおばあちゃんと暮らすことになったはなちゃん。「おばあちゃんなんて、きらい!」と言ってしまって――。はなちゃんは、「ごめんね」が言えるのでしょうか。
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【小学校低学年】
おちびさんじゃないよ(絵本)
テンちゃんは身体の小さな女の子。ある日、転校生の小さな男の子マルくんにいじめっこが近づきます。どうしよう…小さなテンちゃんはマルくんを助けようと……。
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【小学校低学年】
よるのあいだに…(絵本)
わたしがねているよるも、たくさんの人たちがはたらいて、みんなのくらしをささえてくれている。夜間にはたらく人たちの仕事を、子ども目線のやさしい表現で追いかける絵本。
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【小学校低学年】
すうがくでせかいをみるの(絵本)
数学が大好きな主人公の、「すき」の気持ちがあふれるおはなし。「すきなこと」を通して、自分なりの世界の見方を見つける絵本。
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【小学校低学年】
みずをくむプリンセス(絵本)
ずっとずっととおくまで、きょうもわたしはみずをくみにいく。アフリカの、ある水くみ少女の一日を描いた絵本。
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【小学校中学年】
いつかの約束 1945(単行本)
ゆきなとみくは、自分は9歳だと言うおばあさんに出会い、共に一日町を歩き回ることに。後日、二人は意外な場所で彼女と再会する。残されたメッセージに込められた思いとは?
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【小学校中学年】
さようなら プラスチック・ストロー(大型本)
ストローは、なぜ今、問題になっているのだろう?ストローの発明と改良の歴史、環境や海の生き物に与える影響、解決策……。SDGsを考え行動するためのノンフィクション。
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【小学校中学年】
秘密の大作戦!フードバンクどろぼうをつかまえろ!(単行本)
おなかをすかせた人たちを救ってきた食べ物銀行が、悪いやつらにねらわれているらしい。ネルソンたちは、子ども探偵となってひそかに調査をはじめるが…。
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【小学校中学年】
111本の木(絵本)
インドに、女児の誕生を111本の木を植えて祝う村があります。女児に学ぶ機会を与え、児童婚から守るために行動した村長を描く実話。
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【小学校中学年】
ねこと王さま(単行本)
しだいに自分でいろいろなことができるようになる王さまと、王さま思いのねこの、ユーモラスで心あたたまる物語。アリゲーターズ・マウス賞受賞作品。
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【小学校高学年】
ドアのむこうの国へのパスポート(単行本)
ドアのむこうには、特別なパスポートを持った人しか入れないという。クラスの子どもたちは課題にむきあううちに、仲間や自分をより深く知っていく――。
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【小学校高学年】
図書館がくれた宝物(単行本)
保護者がわりだった祖母がなくなった三人きょうだい。厳しい疎開生活のなか、3人の救いとなったのは、村の図書館だった――。本の好きな3人きょうだいの心あたたまる物語。
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【小学校高学年】
5番レーン(単行本)
水泳部のエースである小6女子カン・ナルは、最近ライバルに負け続け、悩んでいた――。大きく成長する姿を描く、瑞々しくさわやかな青春ストーリー。
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【小学校高学年】
ふたりのえびす(単行本)
青森県八戸市の郷土芸能「えんぶり」のえびす舞を演じることになった太一と優希は、練習をするなかでたがいの気持ちをぶつけ合う。最後にふたりがつかんだものとは?
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【小学校高学年】
魔女だったかもしれないわたし(単行本)
魔女裁判の話を聞いたアディは、慰霊碑を作ることを提案するが……。多様性の大切さを訴えた、自閉の少女の葛藤と成長を描いた感動作。
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