いまも変わらぬ人気で輝き続ける向田邦子。
昭和時代のドラマを彩った脚本家としてファンも多く、元祖ホームコメディドラマの傑作「寺内貫太郎一家」は見たことがある方も多いのではないでしょうか。
昭和50年代から小説も手掛けるようになり、連作短編「花の名前」「かわうそ」「犬小屋」で直木賞も受賞されています。
また、エッセイストとしても人気で、多くのファンに長く読み継がれています。
そこで、おすすめの向田邦子のエッセイをまとめてみましたので、ぜひチェックしてみてください!
小池真理子が編んだ『精選女性随筆集 向田邦子』もおすすめ!
精選女性随筆集 向田邦子(文春文庫)

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昭和を代表する脚本家であり、小説家の向田邦子。
淡々と記された人々の動きに宿る「人間くささ」。
あたたかな言葉の中にある懐かしくも哀愁漂う「昭和」。
今もなお人気の高い随筆を小池真理子が編み上げた珠玉の一冊。
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向田邦子のおすすめエッセイ10選!
向田邦子ベスト・エッセイ(ちくま文庫)

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幼いころから磨かれた観察眼と黙っちゃいられない正義感。
向田邦子の手にかかれば、ごく平凡に見える日常が鮮やかな色彩を帯びて動き出す。
家族、食、旅、仕事、こだわりの品など、テーマ別に末妹が50篇を精選。
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父の詫び状(文春文庫)

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宴会帰りの父の赤い顔、母に威張り散らす父の高声、朝の食卓で父が広げた新聞……。
だれの胸の中にもある父のいる懐かしい家庭の息遣いをユーモアを交じえて見事に描き出す。
もっとも読まれている、向田邦子の本。
“真打ち”と絶賛されたエッセイの最高傑作。
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海苔と卵と朝めし(単行本)

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それがおいしいとなると、もう毎日でも食べたい。
ちいさなこだわり、忘れられない味。
幼い頃の食卓の情景から病院が治ったら食べたいもののリストまで、向田邦子の真骨頂。
食いしん坊エッセイ傑作選。
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メロンと寸劇(単行本)

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向田邦子のセンスと観察眼が冴える。
食べている人、食べるシーン、重なる記憶。
食にまつわるあれこれを経て、「食べること」の向こう側へ。
食いしん坊エッセイ傑作選。
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伯爵のお気に入り(単行本)

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女ならではの良いことも、悪いことも、ぜんぶあるがままに。
恥じらい、つつしみ、思いやり、おしゃべり、含蓄、おしゃれ好き、意地悪、嘘つき、見栄っ張り……。
女の本質をそっと教える向田邦子珠玉のエッセイ。
女を描くエッセイ傑作選。
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霊長類ヒト科動物図鑑(文春文庫)

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航空機墜落事故で急逝した年に刊行された作品。
一週間に一度は飛行機のお世話になっていながら、まだ気を許してはいない。
飛行機に乗る恐怖を綴った「ヒコーキ」も収録。
何気ない日常の一コマを鮮やかに捉えた珠玉のエッセイ集。
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女の人差し指(文春文庫)

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表題のエッセイを連載中に、還らぬ人となった向田邦子。
連載最後のエッセイとなった「クラシック」をはじめ、脚本家デビューのきっかけを綴った話、妹と営んだ小料理屋の開店模様など、未刊行の名エッセイも収録。
放送作家として関わったテレビのこと、関心のあった食べもの・旅などを纏めたエッセイ集。
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無名仮名人名簿(文春文庫)

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届いたお歳暮をすぐ開けたくて青筋をたてた父。
包み紙を破らないよう丁寧に開けていた母。
一度でいいからメロンをまるまる一個食べてみたかった自分。
戦前・戦後の平凡な家庭の暮らしをみずみずしく描く、忘れがたいエッセイ集。
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眠る盃(講談社文庫)

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「荒城の月」の「めぐる盃かげさして」の一節を「眠る盃」と覚えてしまった少女時代。
戦前のサラリーマン家庭の暮らしをいきいきと甦らせる表題作をはじめ、なにげない日常から鮮やかな人生を切りとる珠玉の随筆集。
知的なユーモアと鋭い感性、美意識を内に包んだ温かで魅力的な人柄が偲ばれるファン必読の書。
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夜中の薔薇(講談社文庫)

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気に入った手袋が見つからなくて、22歳の冬以来、いまだに何かを探している……。
凛として自己主張を貫いてきた半生を率直に語り、人々のありふれた人生を優しい眼差しで掬いあげる名エッセイの数々。
突然の死の後も読者を魅了してやまない著者最後のエッセイ集。
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向田邦子のおすすめ小説

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思い出トランプ(新潮文庫)
日常生活の中で、誰もがひとつやふたつは持っている弱さや、狡さ、後ろめたさを、人間の愛しさとして捉えた、直木賞受賞作を含む13編の連作小説。
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男どき女どき(新潮文庫)
平凡な人生の中にある一瞬の生の光芒を描く著者最後の小説四篇に、珠玉としか言いようのない随筆を加えた、ラスト・メッセージ集。
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隣りの女(文春文庫)
人妻の恋の道行を描いた表題作をはじめ、おひとり様の恋心を衝いた「胡桃の部屋」、絶筆「春が来た」他、全5篇を収録した珠玉の短篇。
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あ・うん(文春文庫)
神社の鳥居の狛犬のように親密な男の友情と、親友の妻への密かな思慕を、太平洋戦争をひかえた世相を背景にあざやかに描いた長篇。
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その他の向田邦子に関するおすすめ本

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向田邦子 脚本家と作家の間で(ムック)
没後40年の今も変わらぬ人気の向田邦子の魅力に迫る総特集。パリから届いた原稿を紙上公開した永久保存版。
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向田邦子の本棚(単行本)
膨大な蔵書から、脚本、エッセイ・小説の糧となった本、旅や猫の本など、貴重な本の数々をカラー写真で紹介。本をめぐるエッセイ、単行本未収録エッセイ・対談なども収録。
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お茶をどうぞ 向田邦子対談集(河出文庫)
対談の名手と呼ばれた向田邦子。黒柳徹子、森繁久彌、小林亜星、阿久悠、池田理代子、橋田壽賀子、山田太一、倉本聰など多彩なゲストを相手に語りつくした傑作対談集。
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少しぐらいの嘘は大目に 向田邦子の言葉(新潮文庫)
編者・碓井広義が精魂込めて向田作品の全ドラマ・エッセイ・小説作品から名言、名ゼリフをセレクト。
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向田邦子を読む(文春文庫)
没後四十年が経つ今も色褪せない、向田邦子とその作品の魅力を語り尽くす、永久保存版の一冊!
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向田邦子シナリオ集(ちくま文庫)
ふとした仕草、ぽつりと吐いたセリフ…迷いながらも人間らしく生きる人々を描く、没後40年、向田文学の原点。
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