出展:新潮社
2013年5月に開催されていた新潮文庫フェア「ピース又吉がむさぼり読む新潮文庫20冊」。
あとで気になる本を読んでみたかったので、備忘録を兼ねてまとめてみました。
ピース又吉さんがトップ3に上げていた3冊
杳子・妻隠(つまごみ) (新潮文庫)
古井 由吉 新潮社 1979-12
<ピース又吉さんのコメント(帯文より)>
脳が揺れ比喩ではなく実際にめまいを感じました。
身体に直接影響を及ぼす小説があることに驚きました。
沈黙 (新潮文庫)
遠藤 周作 新潮社 1981-10-19
<ピース又吉さんのコメント(帯文より)>
人生に必要なのは悟りではなく迷いだと思います。
「沈黙」を読んだのは十代の頃ですが、今もなお往々にして思い出すことがあります。
その度、ここに描かれた「葛藤」が鮮烈に蘇るのです。
一千一秒物語 (新潮文庫)
稲垣 足穂 新潮社 1969-12-29
<ピース又吉さんのコメント(帯文より)>
この本を初めて本屋で発見した時、本が発光しているように見えました。
読むと幻想的な物語達が、やはり光ってました。
その他
トリツカレ男 (新潮文庫)
いしい しんじ 新潮社 2006-03-28
この世でいちばんペチカをおもってるのは、トリツカレ男のジュゼッペ、このおれなんだ。
せつなくまぶしい、まじりけなしのラブ・ストーリー!
死者の奢り・飼育 (新潮文庫)
大江 健三郎 新潮社 1959-09-29
一日限り。女子学生と地下室で。扱うのは死体。
これは究極のバイト小説だ!
アメリカン・スクール/小島信夫
小島 信夫 新潮社 1967-06-27
文壇を惑乱し、陶酔させた異才。その出発点。
芥川賞受賞の表題作を含む初期短編集。
赤頭巾ちゃん気をつけて (新潮文庫)
庄司 薫 新潮社 2012-02-27
60年代から2010年代へ――。伝説のミリオンセラーふたたび!
芥川賞受賞作。「あわや半世紀のあとがき」収録。
春琴抄 (新潮文庫)
谷崎 潤一郎 新潮社 1951-02-02
きりぎりす (新潮文庫)
太宰 治 新潮社 1974-10-02
あなたは、卑劣です。恥じて下さい。
内なる太宰と外なる太宰の凄まじいまでの葛藤を写す珠玉の14編。
文鳥・夢十夜 (新潮文庫)
夏目 漱石 新潮社 2002-09
遮光 (新潮文庫)
中村 文則 新潮社 2010-12-24
黒ビニールに包まれた謎の瓶、それが私のすべてだった。純愛か、狂気か?
極限の愛を謳う衝撃の物語。野間文芸新人賞受賞
エロ事師たち (新潮文庫)
野坂 昭如 新潮社 1970-04-17
雪沼とその周辺 (新潮文庫)
堀江 敏幸 新潮社 2007-07-30
第29回川端康成文学賞。第40回谷崎潤一郎賞。第8回木山捷平文学賞。
山あいの町の日々の移ろいに、それぞれの人生を映し出す傑作連作小説。
夫婦茶碗 (新潮文庫)
町田 康 新潮社 2001-04-25
挫折せよ。堕落せよ。
すべてを失って見えてくる。新世界の青い空。
午後の曳航 (新潮文庫)
三島 由紀夫 新潮社 1968-07-17
錦繍 (新潮文庫)
宮本 輝 新潮社 1985-05
会って話したのでは伝えようもない心の傷。
14通の手紙が、それを書き尽くした。
思い出トランプ (新潮文庫)
向田 邦子 新潮社 1983-05
世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド 上巻 (新潮文庫 む 5-4)
村上 春樹 新潮社 2010-04-08
幻想と冒険の物語。ムラカミワールドの出発点。
世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド 下巻 (新潮文庫 む 5-5)
村上 春樹 新潮社 2010-04-08
幻想と冒険の物語。ムラカミワールドの出発点。
阿部一族・舞姫 (新潮文庫)
森 鴎外 新潮社 2006-04
放課後の音符(キイノート) (新潮文庫)
山田 詠美 新潮社 1995-03-01
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