SNSを中心に、若者たちの間で想いを31文字に込める短歌がブームとなり、いまでは書店やYouTube動画の本紹介でも歌集をよく見かけるようになりました。
ヒット歌集も次々と誕生し、各地の短歌イベントも大盛況だとか。
そこで、口語短歌や初心者でも楽しめる歌集を中心に、現代短歌のおすすめ歌集をまとめてみました。
歌集の他にも短歌入門書、短歌エッセイなど、短歌に関するおすすめの本をご紹介しています。
短歌に興味がある方は、ぜひ参考にしてみてください!
現代短歌のおすすめ歌集12選!
サラダ記念日/俵万智(河出文庫)

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《「この味がいいね」と君が言ったから七月六日はサラダ記念日》
日常の何げない一瞬を、新鮮な感覚と溢れる感性で綴った短歌集。
口語短歌ブームを生んだ、従来の短歌のイメージを見事に一変させた傑作。
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全員がサラダバーに行ってる時に全部のカバン見てる役割/岡本雄矢(幻冬舎文庫)

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昨日もトホホ、今日もトホホ。
憂鬱だらけの毎日も、短歌に詠めば何かが変わる!
105首の短歌とエッセイで綴る、ほろ苦さとおかしみに満ちた愛すべき日々。
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恋のすべて/くどうれいん、染野太朗(単行本)

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追う恋、待つ恋、甘い恋、怖い恋、苦しい恋……。
あなたに贈る恋のショート・フィルム。
作家・くどうれいんと歌人・染野太朗がタッグを組み、恋の短歌に挑んだ雑誌『Numero TOKYO』の短歌連載「恋」を書籍化。
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落雷と祝福/岡本真帆(単行本)

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マンガ、映画、犬、グミ、ぬいぐるみ、短歌……。
歌人・岡本真帆が愛する様々なものをテーマに短歌とエッセイを綴る。
「好き」を伝える短歌、120首。
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水上バス浅草行き/岡本真帆(単行本)

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《ほうとうにあたしでいいの?ずぼらだし、傘もこんなにたくさんあるし》
あの短歌のひと、岡本真帆のはじめての歌集!
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あなたに犬がそばにいた夏/岡野大嗣、佐内正史(単行本)

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歌人の岡野大嗣が生まれ育った大阪の街を、写真家の佐内正史と巡った夏の記録。
2023年の7月と2024年の8月、2年をかけてつくった短歌102首と写真42枚を収録。
造本は180度開くコデックス装で、写真が美しく展開されます。
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うたたねの地図 百年の夏休み/岡野大嗣(単行本)

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どこにでもある眺めとここにしかない眺めが交錯する。
これまで取りこぼしてきた日々の感情を忘れないために短歌を詠む、歌人・岡野大嗣による初の短歌×散文集。
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オールアラウンドユー/木下龍也(単行本)

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《詩の神に所在を問えばねむそうに答えるAll around you》
一輪挿しの花のような短歌123首を、布張りの本に大切に納めた歌人・木下龍也の第3歌集。
特別栞として「詩人・谷川俊太郎との対談(抄録)」を挟み込み。
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みじかい曲/堀静香(単行本)

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自転車で走っているときに感じた風。どこかで聴いたみじかい曲。
暮らしのなかにさりげなく、しかし唐突にあらわれる一瞬をさまざまにとらえた、エッセイストとしても活躍する歌人・堀静香の第一歌集。
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ラストイヤー/脇川飛鳥(単行本)

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《ドーナツは穴があいてるものですしあなたがいればうれしいですし》
脇川飛鳥の短歌集第1弾。
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ソーリーソーリー/脇川飛鳥(単行本)

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《ちょっとだけうそつかないとそのままじゃ私がやさしくないのがばれる》
脇川飛鳥の短歌集第2弾。
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えーえんとくちから/笹井宏之(ちくま文庫)

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《えーえんとくちから えーえんとくちから 永遠解く力を下さい》
風のように光のようにやさしく強く26年の生涯を駆け抜けた夭折の歌人・笹井宏之のベスト歌集。
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まだまだあります!おすすめの歌集&短歌に関する本

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雪のうた(単行本)
寒さの果てにおとずれる、あたらしい雪、まばらな雪、あかるい雪、はげしい雪、しずかな雪、ふりつづく雪、溶けていく雪……。同時代の歌人100人がうたった100首の〈雪〉の短歌アンソロジー。
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月のうた(単行本)
夜をみあげれば、ほそい月、まるい月、あかるい月、みえない月、おおきな月、とおい月、つめたい月、もえる月……。同時代の歌人100人がうたった100首の〈月〉の短歌アンソロジー。
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海のうた(単行本)
あかるい海、くらい海、まぶしい海、やさしい海、こわい海、はげしい海、さみしい海……。同時代の歌人100人がうたった100首の〈海〉の短歌アンソロジー。
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毎日のように手紙は来るけれどあなた以外の人からである(単行本)
《消しゴムでこすったせいで真っ黒になってしまったようなサヨナラ》――短歌ブームは、ここからはじまった。デビュー25周年!枡野浩一全短歌集。
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つむじ風、ここにあります(単行本)
《夕暮れのゼブラゾーンをビートルズみたいに歩くたったひとりで》――木下龍也の第一歌集。
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きみを嫌いな奴はクズだよ(単行本)
《好きだって言うより先に抱きしめた言葉はいつも少し遅れる》――木下龍也の第二歌集。
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サイレンと犀(単行本)
《そうだとは知らずに乗った地下鉄が外へ出てゆく瞬間がすき》――岡野大嗣の第一歌集。
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ビギナーズラック(単行本)
《ワールドイズファイン、センキュー膜っぽい空気をゆけば休診日かよ》――塔短歌新人賞・笹井宏之賞永井祐賞を受賞した著者による第一歌集。
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水中で口笛(単行本)
「くどうれいん」名義で『わたしを空腹にしないほうがいい』『うたうおばけ』などのエッセイや小説作品『氷柱の声』など、作家として活躍する工藤玲音の第一歌集。
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太陽帆船(単行本)
《別れても会えなくなっても見えずとも一度出会えばずっと祝祭》――Xで話題の新世代歌人、中村森の第一歌集。
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水張田の季節(単行本)
研究者としての仕事と家庭を行き来しながら詠まれた、気鋭の著者による第一歌集。現代短歌社賞佳作となった連作「水張田の季節」を含む344首を収録。
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ナイトフライト(単行本)
《雨つぶが道一面を染め上げて宇宙は泡のようにひろがる》――歌人・伊波真人の第一歌集。
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日本の中でたのしく暮らす(単行本)
《ある駅のあるブックオフあの前をしゃべりながら誰かと歩きたい》――口語短歌の金字塔、永井祐氏第一歌集。
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天才による凡人のための短歌教室(単行本)
短歌をつくる技術はもちろん、アイデアの発想法、歌人としての生き方、短歌とお金など、木下龍也が創作のすべてを伝える短歌教室。
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はじめての近現代短歌史(単行本)
短歌の読み方がわかる!明治時代からテン年代以降まで、豊富な秀歌の引用と鑑賞、丁寧な時代背景の解説で、短歌の流れがおもしろいように理解できる。
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短歌タイムカプセル(単行本)
今、読まれるべき現代歌人115人の作品二十首選。戦後の現代短歌を見渡す決定版アンソロジー。
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現代短歌パスポート(単行本)
新シリーズ創刊!最注目の歌人10名による書き下ろしの新作短歌アンソロジー歌集。
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ドラえもん短歌(小学館文庫)
歌人・枡野浩一の呼びかけに、全国から続々と寄せられた「ドラえもん短歌」の傑作選。
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基礎からわかる はじめての短歌(単行本)
一瞬の思いを三十一音に託して。短歌のルールから表現の磨き方まで、思い通りに詠むコツをやさしく解説。
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はじめての短歌(河出文庫)
短歌とビジネス文書の言葉は何が違う?共感してもらうためには?いい短歌は社会の網の目の外にある。穂村弘のやさしい短歌入門。
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短歌ください(角川文庫)
本の情報誌『ダ・ヴィンチ』の投稿企画「短歌ください」に寄せられた短歌から、人気歌人・穂村弘が傑作を選出。言葉の不思議に触れる実践的短歌入門書。
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しびれる短歌(ちくまプリマー新書)
恋、食べ物、家族、動物、時間、お金、固有名詞の歌、トリッキーな歌など、様々な短歌を元に歌人の二人が短歌とは何かについて語る。短歌の本質がわかる!
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あの人と短歌(単行本)
「NHK短歌」テキストの人気連載「穂村弘、対して談じる。」でお迎えした短歌好き16名との対談集。
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桜前線開架宣言(単行本)
若い才能が次々にデビューし、いま盛り上がっている現代短歌の世界。その穂村弘以降の全貌を描き出すアンソロジー!
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