国書刊行会が2025年3月から刊行を開始した叢書『12か月の本』。
“ひと月”をテーマに古今東西の小説・詩歌・随筆を集めたアンソロジーで、2025年10月現在は『4月の本』から『12月の本』までが発売されています。
全12巻を揃えるもよし、誕生日の月を選ぶもよし、収録されている作品や好きな季節、好きな装丁で選ぶもよし、楽しみ方もいろいろです!
また、本好きな方への誕生日プレゼントにもおすすめです。
国書刊行会の『12か月の本』シリーズ
12月の本(単行本)

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12か月のうちの〈12月〉をテーマに古今東西の小説・詩歌・随筆を集めたアンソロジー。冬至〔「写況雑記」より〕(永井荷風)
われらが四季感(佐藤春夫)
英国の厳冬とエヴェレスト征服(吉田健一)
クリスマスの出会い(ローズマリー・ティンパリー/安野玲訳)
メリイ・クリスマス(山川方夫)
いまわのきわ(アルベルト・モラヴィア/関口英子訳)
十二月的感想(岸田國士)
年末の一日(芥川龍之介)
冬の日(永井龍男)
セルノグラツの狼(サキ/中村能三訳)
藤の実(寺田寅彦)
クリスマスの夜(アントン・チェーホフ/松下裕訳)
変身(日影丈吉)
十二月の路(尾形亀之助)
年の瀬の音(山本周五郎)
銀座にて(獅子文六)
大凶の籤(武田麟太郎)
私の日記(岡本かの子)
十二月八日(太宰治)
十二月の夜(アルフレッド・ド・ミュッセ/沢木譲次訳)
彼女の逃亡について〔「モネルの書」より〕(マルセル・シュオッブ/大濱甫訳)
真鶴(志賀直哉)
たき火(国木田独歩)
年を越える(石垣りん)
跋 ターミナル 十二月(西崎憲)↓本の詳細を見る↓
11月の本(単行本)

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12か月のうちの〈11月〉をテーマに古今東西の小説・詩歌・随筆を集めたアンソロジー。木靴(マルセル・シュオッブ/大濱甫訳)
十一月の願いごと(イタロ・カルヴィーノ/関口英子訳)
あかるい冬の窓(西崎憲)
深夜(鈴木三重吉)
坂(萩原朔太郎)
丘の上の家(田山花袋)
小春(国木田独歩)
枯葉の記(永井荷風)
秋風(小沼丹)
崩浪亭主人(林芙美子)
最後の一句(森鴎外)
こがらし(岩本素白)
十一月三日午後の事(志賀直哉)
沼のほとり(豊島与志雄)
水(幸田文)
風変わりな死(アルフォンス・アレー/西崎憲訳)
十一月三十日(「長崎ノート」より)(立原道造)
この四十年(ノーラ・ロフツ/小野寺健訳)
十一月のストーリー(レベッカ・マカーイ/藤井光訳)
跋 十一月の音楽(西崎憲)↓本の詳細を見る↓
10月の本(単行本)

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12か月のうちの〈10月〉をテーマに古今東西の小説・詩歌・随筆を集めたアンソロジー。町の鑑賞(鏑木清方)
花屋の窓(片山廣子)
十月〔「大和路・信濃路」より一〕(堀辰雄)
孔雀(三島由紀夫)
乖離(高祖保)
馬鈴薯からトマト迄(石川三四郎)
縫いぐるみの熊のための書(アンドレ・マルロー/堀田郷弘訳)
髪の話(魯迅/竹内好訳)
父の消防入り(ブルーノ・シュルツ/工藤幸雄訳)
開いた窓(サキ/中村能三訳)
ある娘の日記から(アントン・チェーホフ/松下裕訳)
落穂拾い(小山清)
ウェイクフィールド(ナサニエル・ホーソーン/酒本雅之訳)
十月のノクタアン(北園克衛)
十月の末(宮沢賢治)
星は北に拱く夜の記(稲垣足穂)
イギリスの秋に寄す(吉田健一)
謎(ウォルター・デ・ラ・メア/柿崎亮訳)
書棚(日夏耿之介)
私の机(岡本綺堂)
文鳥(夏目漱石)
雨の宿(岩本素白)
十月〔「大和路・信濃路」より二〕(堀辰雄)
青頭巾(上田秋成/西崎憲翻案)
跋 遠方の十月(西崎憲)↓本の詳細を見る↓
9月の本(単行本)

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12か月のうちの〈9月〉をテーマに古今東西の小説・詩歌・随筆を集めたアンソロジー。九月のひと(幸田文)
分身(リッキー・デュコーネイ/岸本佐知子訳)
月夜(鈴木三重吉)
鬼作筵〔「聊斎志異」より〕(蒲松齢/柴田天馬訳)
登高(小沼丹)
屋上(北野勇作)
猫町 散文詩風な小説(萩原朔太郎)
尼〔「陰火」より〕(太宰治)
溶ける魚 17(アンドレ・ブルトン/巖谷國士訳)
二人は歩いた(西脇順三郎)
市街を散歩する人の心持(木下杢太郎)
菊あわせ(泉鏡花)
溺れかけた兄妹(有島武郎)
麻畑の一夜(岡本綺堂)
天災と国防(寺田寅彦)
食堂(島崎藤村)
九月の果樹園(マチュー・ド・ノアイユ伯爵夫人/永井荷風訳)
九月は(茨木のり子)
恋のカメレオン(アンリ・トロワイヤ/澁澤龍彦訳)
跋 九月の水(西崎憲)↓本の詳細を見る↓
8月の本(単行本)

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12か月のうちの〈8月〉をテーマに古今東西の小説・詩歌・随筆を集めたアンソロジー。絵はがき(堀辰雄)
影(北原白秋)
お盆(石井桃子)
ジャンの新盆(山川方夫)
美しく、短かすぎる夏(吉田健一)
紙の玉(シャーウッド・アンダースン/上岡伸雄訳)
霧のむこうに住みたい(須賀敦子)
いちど視たもの 一九五五年八月十五日のために(茨木のり子)
八月三日の夢(中谷宇吉郎)
鏡の中の月(宮本百合子)
トカトントン(太宰治)
山居(萩原朔太郎)
白雪姫(久生十蘭)
八月の星座(吉田絃二郎)
驟雨(井上靖)
初恋(尾崎翠)
ネムロド(ブルーノ・シュルツ/工藤幸雄訳)
簔虫〔「小さな出来事」より〕(寺田寅彦)
穴(岡本綺堂)
蟲の声(永井荷風)
雨のふくらはぎ(唐十郎)
跋 八月の王国(西崎憲)↓本の詳細を見る↓
7月の本(単行本)

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12か月のうちの〈7月〉をテーマに古今東西の小説・詩歌・随筆を集めたアンソロジー。キュー植物園(ヴァージニア・ウルフ/西崎憲訳)
黄泉から(久生十蘭)
月の船で行く(長野まゆみ)
青い海黒い海(川端康成)
七月の 朝の(尾形亀之助)
あまたの叉路の庭(ホルヘ・ルイス・ボルヘス/西崎憲訳)
はなしの話(岡本綺堂)
電車停留場(豊島与志雄)
黄いろいレトリック(北園克衛)
ほおずき市(沢村貞子)
魚の餌(梅崎春生)
あいつらにはジャズって呼ばせておけ(ジーン・リース/西崎憲訳)
出来事(志賀直哉)
むぎ湯(鏑木清方)
三十年後の東京(海野十三)
僕の夏休み(穂村弘)
張光熊〔「子不語」より〕(袁牧/邑楽愼一訳)
アリスは、落ちながら(スティーヴン・ミルハウザー/柴田元幸訳)
跋 時間と七月(西崎憲)↓本の詳細を見る↓
6月の本(単行本)

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12か月のうちの〈6月〉をテーマに古今東西の小説・詩歌・随筆を集めたアンソロジー。雨後(堀辰雄)
恐怖(谷崎潤一郎)
縦むすびのほどきかた(西崎憲)
詩篇(北園克衛)
夏の室
赤い縞のあるバラッド
棒(安部公房)
ワシントン将軍の黒人従者 伝記的素描(マーク・トウェイン/柴田元幸訳)
可愛い山(石川欣一)
霧を消す話(中谷宇吉郎)
六月(茨木のり子)
山の中の村(フーゴー・フォン・ホーフマンスタール/小堀桂一郎訳)
一つの出来事(宮本百合子)
入露記(二葉亭四迷)
ポーランドの春(ヴワディスワフ・レイモント/金子佳代訳)
小町の芍薬(岡本かの子)
紫陽花(泉鏡花)
物語(アルチュール・ランボー/中原中也訳)
真夜中の校庭(M・R・ジェイムズ/紀田順一郎訳)
恐怖の窓(遠藤周作)
歪んだ窓(山川方夫)
司書の死(中野重治)
六月の花(北原白秋)
蟹(岡本綺堂)
無題(石垣りん)
詩「嵐の夜空」〔尾崎翠〕
初姉 嫁ぐ(石井桃子)
お隣同士(シャルル=ルイ・フィリップ/山田稔訳)
跋 六月という気分(西崎憲)↓本の詳細を見る↓
5月の本(単行本)

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12か月のうちの〈5月〉をテーマに古今東西の小説・詩歌・随筆を集めたアンソロジー。五月(尾形亀之助)
アスパラガスの記憶(須賀敦子)
寺町(岩本素白)
あいびき(堀辰雄)
美神(三島由紀夫)
五月の唯物観(寺田寅彦)
若葉(鏑木清方)
太陽の中の女 ブルジョワの散歩(マッシモ・ボンテンペルリ/岩崎純孝訳)
壁の中の風景(小山いと子)
五月の人ごみ(谷川俊太郎)
夢(三橋一夫)
五月の鰹(吉田健一)
入梅(久坂葉子)
五月雨(吉江喬松)
詩篇(萩原朔太郎)
雲雀料理
掌上の種
干からびた犯罪
五月の貴公子
五月の死びと
金魚(鈴木三重吉)
馬と私(吉屋信子)
日記帳(江戸川乱歩)
栗の花(岡本綺堂)
詩篇(村山槐多)
五月短章
血に染みて
お富の貞操(芥川龍之介)
五月の庭(野上弥生子)
笑うでぶ(スワヴォーミル・ムロージェック/沼野充義訳)
五月の幻(川端康成)
この道(石垣りん)
一と踊(宇野浩二)
最初の舞踏会(レオノーラ・カリントン/澁澤龍彦訳)
こおろぎ嬢(尾崎翠)
跋 空の五月(西崎憲)↓本の詳細を見る↓
4月の本(単行本)

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12か月のうちの〈4月〉をテーマに古今東西の小説・詩歌・随筆を集めたアンソロジー。春昼(太宰治)
四月(北川冬彦)
四月の蕾(獅子文六)
鴎外先生の墓に詣づるの記(日夏耿之介)
春日遅々(堀辰雄)
牧神の春(中井英夫)
四月短章(村山槐多)
褪春記(鏑木清方)
四月馬鹿(渡辺温)
イギリスの春と春の詩(吉田健一)
死人の埋葬〔「荒地」より〕(T・S・エリオット/吉田健一訳)
美しい墓地からの眺め(尾崎一雄)
山男の四月(宮沢賢治)
かたくり(水野葉舟)
ギャロッピング・フォックスリー(ロアルド・ダール/田口俊樹訳)
四月(ギュスターヴ・カーン/永井荷風訳)
春雪(久生十蘭)
まどわしの四月(片山廣子)
若菜のうち(泉鏡花)
博士の目(山川方夫)
桜の森の満開の下(坂口安吾)
跋 四月はかならずやってくる(西崎憲)↓本の詳細を見る↓

















