憲法9条問題、安保法案など、戦後の大転換を迎えようとしている日本。
毎年、終戦記念日が近づくと、書店でも戦争や平和に関する本の特集棚が展開されています。
戦争や平和に関する本には、ノンフィクションや小説など様々な本があり、漫画や絵本、児童書は子供と一緒に考えるのにおすすめです。
そこで、戦争と平和について考えるきっかけになるおすすめの本をまとめてみました。
改めて、平和とはなにか、なぜ戦争はいけないのかを考えてみませんか?
戦争と平和を考える本15選!
戦争と漫画 焦土の記憶/山田英生 編(ちくま文庫)

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敗戦後の混乱、遺族の哀しみ、後世への継承……。
巨匠から新進気鋭まで、漫画家はどのように「戦争と戦後」を描いたのか?
戦争が遺した傷と記憶がテーマの精選アンソロジー。
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戦争と漫画 銃後の物語/山田英生 編(ちくま文庫)

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出征、疎開、空襲……戦地とは異なる戦いがここにもあった。
漫画家がつまびらかにする、蝕まれていく日常の平穏。
戦後80周年の精選アンソロジー。
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戦争と漫画 戦地の物語/山田英生 編(ちくま文庫)

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激戦地での死の行軍、軍隊の暴力や不条理、戦地の女性たちの苦難、ラーゲリの日々……。
巨匠から新進気鋭の作家まで、漫画家はどのように戦争を描いたのか?
戦地の兵士や女性、子どもたちの物語を収録した精選アンソロジー。
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へいわとせんそう/たにかわしゅんたろう、Noritake(絵本)

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くらべてみると、みえてくる。
「へいわのボク」と「せんそうのボク」では、なにが変わるのだろう。
同じ人や物や場所を見開きごとにくらべると、平和と戦争のちがいがみえてくる。
これまでになかった平和絵本。
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へいわって どんなこと?/浜田桂子(絵本)

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へいわってどんなこと?
きっとね、へいわってこんなこと。
せんそうをしない。
ばくだんなんかおとさない。
いえやまちをはかいしない。
三か国12人の絵本作家の協力で実現した平和を訴える絵本シリーズ第一作。
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へいわってすてきだね/安里有生、長谷川義史(絵本)

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慰霊の日の式典で、6歳の少年・安里有生が朗読した詩。
その6歳の少年の詩を、長谷川義史が与那国島を訪れて描きあげた絵本。
沖縄発、平和へのメッセージ。
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それでも、日本人は「戦争」を選んだ/加藤陽子(新潮文庫)

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明治以来、4つの対外戦争を戦った日本。
膨大な犠牲を払い、なお誰もが戦争やむなしと考えたその論理とは?
中高生への5日間の集中講義を通して、過去の戦争を現実の緊張感のなかで生き、考える日本近現代史。
小林秀雄賞受賞の名著。
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戦争しない国が好き!/おのだめりこ 編(単行本)

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女子学院で1980年夏から始まった「身近な人たちの戦争体験聞き書き学習」。
女子学院中学生が受け継ぐ戦争体験は、「二度と戦争を許すまじ」の揺るがぬ決意へと結びついていく――。
女子学院中学生が綴った日本の戦争22話。
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おじいちゃん戦争のことを教えて/中條高徳(小学館文庫)

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なぜ軍人の学校に進んだの?アメリカとの戦争は正しかったと思う?
かつて軍人を志した祖父は自らの人生を振り返り、孫娘の問いに真摯に答えていく。
戦争を体験した祖父への孫娘からの質問状。
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日本のいちばん長い日/半藤一利(文春文庫)

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昭和二十年八月六日、広島に原爆投下、そして、ソ連軍の満州侵略と、最早日本の命運は尽きた。
「聖断」に従い和平への努力を続ける人々と、徹底抗戦を主張して蹶起せんとした青年将校たち――。
近代日本の運命の一日、八月十五日をめぐる二十四時間を活写したノンフィクション。
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少年H/妹尾河童(講談社文庫)

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洋服屋の父親とクリスチャンの母親に育てられた妹尾肇。
好奇心と正義感が人一倍旺盛な「少年H」こと妹尾肇が巻き起こす、愛と笑いと勇気の物語。
毎日出版文化賞特別賞受賞作。
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この戦争はなんなんや?
忘れられかけている太平洋戦争とその時代を、純粋な「少年H」の眼を通して現代に記した自伝的長編小説。
戦争のまっただ中を逞しく生きる悪童とその家族が感動を巻き起こす大ベストセラー。
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永遠の0/百田尚樹(講談社文庫)

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「生きて帰る」という妻との約束にこだわり続けた男は、なぜ特攻に志願したのか?
記憶の断片が揃う時、明らかになる真実とは――。
零戦パイロット・宮部久蔵の愛と苦悩を描いた物語。
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火垂るの墓/野坂昭如(新潮文庫)

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空襲で親を失った14歳と清太と4歳の節子。
兄妹はいかに生き、なぜ死なねばならなかったのか――。
浮浪児兄妹の餓死までを描いた物語。
読む度に胸が締め付けられる永遠の名作!
『火垂るの墓』をはじめ全6編を収載。
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8月6日のこと/中川ひろたか、長谷川義史(絵本)

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広島で亡くなった自分の伯父、被爆者となった自分の母。
その体験を伝え、子どもたちへ問いかける――。
絵本作家・中川ひろたかさんが自身の体験を綴った絵本。
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東京大空襲ものがたり/早乙女勝元、有原誠治(単行本)

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ゆかりと進一の家の近くに、今も残るまっ黒こげの1本の電柱。
東京大空襲の炎の夜、咲子おばさんは、赤ちゃんの蛍子ちゃんとここで、はぐれてしまったのです。
ふたりはとうさんから、その話をきかされて……。
話題の映画「戦争と青春」の子どもたちのための原作。
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まだまだあります!おすすめの戦争と平和を考える本

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流れる星は生きている(中公文庫)
昭和20年8月9日、ソ連参戦の夜、満州新京の観象台官舎。夫と引き裂かれた妻と愛児三人の、言語に絶する脱出行がここから始まった――。藤原ていが記した満州からの壮絶な脱出記。
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ミサコの被爆ピアノ(絵本)
1945年8月6日、1台のアップライトピアノが被爆。あの日からピアノは今も音を響かせている――。被爆ピアノの声に耳をすまし平和を想う物語を描いた絵本。
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東京プリズン(河出文庫)
アメリカの高校に留学したマリに、進級をかけたディベートが課される。それは天皇の戦争責任について弁明するというものだった――。現代の東京裁判を描いた物語。
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ピカドン(単行本)
広島の小学校内のロッカーから発見された作文集「原爆の思い出」。その文集には5~6年生の児童が、4~6歳だった被爆当時の思い出が――。広島の小学生が書いた15編の作文。
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核兵器をなくすと世界が決めた日(絵本)
すべての国が核兵器の保持や使用をしないと約束する核兵器禁止条約。被爆者らの声と、市民の国際的な連帯が生んだ画期的条約の成り立ちを描いた、子どもたちに希望を伝える絵本。
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日本人はなぜ戦争へと向かったのか 外交・陸軍編(新潮文庫)
日本人だけで300万人を超える死者を出した太平洋戦争。軍幹部ですら「負ける」と予想した戦争へ、日本はなぜ踏み込んでしまったのか。開戦までの道程を徹底検証。
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日本人はなぜ戦争へと向かったのか 果てしなき戦線拡大編(新潮文庫)
真珠湾を急襲し、ついに対米戦争に突入した日本。戦況が悪化するなか、なぜ戦線は拡大する一方だったのか。開戦から半年間の日本の歩み、知られざる歴史の転換点を徹底検証。
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日本人はなぜ戦争へと向かったのか メディアと民衆・指導者編(新潮文庫)
民衆の熱狂を作り出したメディアの責任、アメリカとの圧倒的な国力の差を認識しながら開戦を決断したリーダーたちの迷走。歴史年表には現れない細部を検証。
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東條英機 「独裁者」を演じた男(文春新書)
敗戦の責任を一身に背負わされた東條英機。しかし、その実像は、意外に知られていない。「総力戦指導者」としての東條を再検証する。定説をくつがえす本格評伝。
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