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どの出版社の文庫レーベルをよく買っているのか調べてみた!

本は単行本も文庫本も買いますが、文庫本好きなので、書店に行くとまずは文庫本の棚からチェックしています。

本を選ぶときは、書店の棚を見て気になった本のあらすじを確認したり、少しパラパラしてみて、読みたいと思った本を買うことが多いです。
そのため、本を選ぶ際に、作家や出版社などはほとんど気にしたことがないのですが、先日、本棚の文庫本を整理していて、ふとどの出版社の文庫レーベルが多いのか気になり調べてみることにしました。

いままでに手放してしまった文庫本も結構な数ありますが、詳細を把握していないので、今回は現在本棚にある文庫本のみで調べてみました。(2023年7月現在)
すると、良く買っていると思っていた文庫レーベルがそうでもなかったり、思っていた以上に買っていた文庫レーベルがあったりと、いろいろと思いもしない結果になっていました。

今回の結果は、あくまでも一個人の本棚に現在ある文庫本を調べたらこうなっていたというだけのことで、どの文庫レーベルがおすすめとかいったことではありませんので、予めご理解ください。

それでは、結果を発表したいと思います!

文庫レーベルの数に驚き!

まず、調べてみて驚いたのは、文庫レーベルの数!
小説だけじゃなく、エッセイなどの文庫本も読むためか、なんと39の文庫レーベルの文庫本がありました。

文庫レーベルは、1つの出版社で複数あったりとかなりの数がありますが、39の文庫レーベルの文庫本を持っていたことに驚きました。

39の文庫レーベルは以下となっています。(順不同)

・新潮文庫
・朝日文庫
・中公文庫
・集英社文庫
・文春文庫
・講談社文庫
・角川文庫
・小学館文庫
・幻冬舎文庫
・河出文庫
・ちくま文庫
・実業之日本社文庫
・中経の文庫
・毎日文庫
・光文社知恵の森文庫
・祥伝社文庫
・だいわ文庫
・ヤマケイ文庫
・ポプラ文庫
・PHP文庫
・双葉文庫
・宝島社文庫
・ハヤカワ文庫NF
・光文社文庫
・角川ソフィア文庫
・講談社学術文庫
・大空ポケット文庫
・竹書房文庫
・知的生きかた文庫
・ハルキ文庫
・祥伝社黄金文庫
・静山社文庫
・マガジンハウス文庫
・エイ文庫
・岩波文庫
・幻冬舎よしもと文庫
・徳間文庫
・文芸社文庫
・新潮OH!文庫

文庫レーベル別割合(総合)

文庫レーベル別割合(総合)

文庫レーベルとしては、幻冬舎文庫はよく読んでいるイメージがあったので、予想に近い結果となっていました。
幻冬舎文庫は、『かもめ食堂』や『虹の岬の喫茶店』などの小説、『わたしのマトカ』や『ほんとはかわいくないフィンランド』などの旅エッセイなど、ジャンルに問わず読んでいました。
中公文庫、文春文庫についても読んでいるイメージがあったのですが、それよりも新潮文庫、講談社文庫、集英社文庫が多かったのには驚きました。

文庫レーベル別割合(小説)

文庫レーベル別割合(小説)

小説については、新潮文庫や幻冬舎文庫は多いイメージがありましたが、講談社文庫や角川文庫が思った以上に多かったのに驚きました。
講談社文庫は『永遠の0』や『川っぺりムコリッタ』、角川文庫は『マリアビートル』や『ナミヤ雑貨店の奇蹟』など、映画化された作品を多く読んでいました。

文庫レーベル別割合(エッセイなど)

文庫レーベル別割合(エッセイなど)

エッセイなどについては、中公文庫や文春文庫、ちくま文庫が多いイメージがありましたが、新潮文庫が一番多かったのに驚きました。
新潮文庫が多かったのは、『深夜特急』や『辺境・近境』など、好きな旅エッセイが多かったからでした。
また、集英社文庫も多く、この本もあの本も集英社文庫だったのかと改めて気づく機会になりました。

まとめ

結果としては、ひとつの文庫レーベルだけが極端に多いということもなく、10~12%前後、7~8%前後、4~5%前後の3つぐらいのグループに、それぞれ3つ~4つ程度の文庫レーベルが同程度の割合になっている感じになりました。

全体の印象としては、大きな偏りもなく、意外と均等に読んでいたんだなぁという感じでした。
何よりどんな文庫本を読んできたのか改めて振り返る機会にもなり楽しかったです!

数が多いと整理して調べるのは大変かもしれませんが、みなさんも本棚の文庫本をチェックしてみてはいかがでしょうか。
僕の場合は、蔵書の管理にweb本棚サービスのブクログを利用していることもあり半日で調べることができました。