女性や恋愛、家族をテーマに多くの作品を描いている角田光代。
旅や食をテーマにしたエッセイも数多く傑作揃いです。
2005年には『対岸の彼女』で直木賞を受賞し、『八日目の蝉』や『愛がなんだ』、『対岸の彼女』など、数々の作品が映画化やドラマ化もされていてます。
そこで、小説だけでなくエッセイも魅力的な角田光代の作品の中から、おすすめの小説とエッセイをまとめてみましたので、本選びの参考にしてみてください。
角田光代のおすすめ作品10選!
タラント(中公文庫)
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ある出来事で心に深傷を負い、無気力な中年になったみのり。
学校に行けなくなった甥、心にふたをした義足の祖父。
絶望に慣れた毎日が、一通の手紙から動き出す。
あきらめた人生に使命〈タラント〉が宿る、慟哭の長篇小説。
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八日目の蝉(中公文庫)
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逃げて、逃げて、逃げのびたら、私はあなたの母になれるだろうか…。
偽りの母子の先が見えない逃亡生活、そしてその後のふたりに光はきざすのか――。
極限の母性を描いた、心ゆさぶる長篇サスペンス!
第2回中央公論文芸賞受賞作。
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さがしもの(新潮文庫)
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あんたがその本を見つけてくれなけりゃ、死ぬに死ねないよ。
病床のおばあちゃんに頼まれた一冊を求め奔走した少女の日を描く「さがしもの」のほか、初めて売った古本と思わぬ再会を果たす「旅する本」など、九つの本の物語。
運命を変え、世界につながる小さな魔法「本」への愛にあふれた短編小説集。
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月夜の散歩(新潮文庫)
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炭水化物の暴走、深夜料理の喜び、若者ファッションとの決別。
加齢と変化を重ねていく人生でのささやかな思考や出来事を、味わい深く見つめ出す。
ふつうの生活、毎日のごはんがいとおしくなる、日常大満喫エッセイ!
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いつも旅のなか(角川文庫)
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仕事も名前も年齢も、なんにも持っていない自分に会いにゆこう。
ロシアで怒鳴られながら激しい尿意に耐え、キューバでは人々にしみこんだ音楽とリズムに驚く。
五感と思考をフル活動させ、世界中を歩き回る旅を、臨場感たっぷりに描いたエッセイ集。
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恋するように旅をして(講談社文庫)
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時間ができたら旅に出る。
かばんひとつで、予定も決めずに。
タイ、ベトナム、モロッコ、アイルランド……地図を読むのは苦手だけれども、旅するほどにその土地に恋していく。
直木賞作家のフォト・エッセイ。
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トリップ(光文社文庫)
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普通の人々が平凡に暮らす東京近郊の街。
駆け落ちしそびれた高校生、クスリにはまる日常を送る主婦、パッとしない肉屋に嫁いだ主婦――。
小さな不幸と小さな幸福を抱きしめながら生きる人々を、透明感のある文体で描く珠玉の連作短編集。
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対岸の彼女(文春文庫)
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ベンチャー企業の女社長・葵にスカウトされ、ハウスクリーニングの仕事を始めた専業主婦の小夜子。
二人の出会いと友情は、些細なことから亀裂を生じていくが……。
結婚する女、しない女。
子供を持つ女、持たない女。
それだけのことで、どうしてわかりあえなくなるんだろう。
多様化した現代を生きる女性の姿を描く感動の傑作長篇。
第132回直木賞受賞作。
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くまちゃん(新潮文庫)
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風変わりなくまの絵柄の服に身を包む、芸術家気取りの英之。
人生最大級の偶然に賭け、憧れのバンドマンに接近したゆりえ。
舞台女優の夢を捨て、有望画家との結婚を狙う希麻子。
ふる/ふられる、でつながる男女の輪に、学生以上・社会人未満の揺れる心を映した共感度抜群の「ふられ」小説。
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愛がなんだ(角川文庫)
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OLのテルコはマモちゃんにベタ惚れだ。
彼から電話があれば仕事中に長電話、デートとなれば即退社。
全てがマモちゃん最優先で会社もクビ寸前。
直木賞作家が描く、全力疾走片思い小説。
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まだまだあります!角田光代のおすすめ作品
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ゆうべの食卓(単行本)
ひとりの、二人の、家族の、ささやかであたたかい11の食卓の記憶。さまざまな人生のひとコマを「食卓」というキーワードで紡いだ短編集。
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もう一杯だけ飲んで帰ろう。(新潮文庫)
さあ、今日はどこで飲もう?西荻窪で焼鳥、新宿で蕎麦、中野で鮨、神田で羊、立石ではしご酒……夫婦でめぐる「外飲み」エッセイ!文庫書き下ろし「乗り越えて釜山タコ鍋旅」収録。
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世界中で迷子になって(小学館文庫)
アジアは水で、ヨーロッパは石なのだ。ニューヨーク、タイ、ポルトガル、モロッコ、ミャンマー、モンゴル、キューバ……味わい深い、人と事件とモノ語り。旅&モノの極上エッセイ集。
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大好きな町に用がある(角川文庫)
出会う誰かの“日常”はこんなにも“非日常”で面白い。旅好き作家・角田光代が行く先々で出会い、食べ、考えたあれこれが詰まった旅エッセイ。
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いきたくないのに出かけていく(角川文庫)
インド、スペイン、香港……旅先で出会う日常と非日常――。旅好き作家・角田光代が行く先々を歩き回り、走り、感じたあれこれが詰まった旅エッセイ第2弾!
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しあわせのねだん(新潮文庫)
電子辞書に24000円を払ったら、品物と一緒にうたぐりぶかい自分がついてきた。人助けにと出した1000円には今も怒りが収まらない。お金を通して人生の謎に迫る異色エッセイ。
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銀の夜(光文社文庫)
まばゆい十代を過ごした三人の女性――三十代半ば、欲しいものは「生きる手応え」。人生と本当に向き合い始めた大人女性たちの魂を揺さぶる長編小説。
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平凡(新潮文庫)
離婚を切り出された夫、人気料理研究家になった親友、飼い猫探しに付き添うおばさん……。人生のわかれ道をゆき過ぎてなお、選ばなかった「もし」に心揺れる人々を見つめる6つの物語。
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私たちには物語がある(小学館文庫)
収録してある本はほとんどすべて、読みたくて読んだものであり、読んでみておもしろかった本ばかりだ。こんなにも世界にはたくさんの本がある。本好きの作家が綴る、心躍る読書エッセイ。
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ポケットに物語を入れて(小学館文庫)
新刊書店で、あるいは古本屋で、作者も作品名も聞いたことがないのに、興味を引かれる本に出合ったとする。その本は確実に私を呼んでいる。心に残る本の数々を紹介する見事な読書案内。
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