令和の時代に再注目され、大ブレイクしている昭和のベストセラー作家、有吉佐和子。
2011年に復刊された不朽の名作『青い壺』は、2023年に作家・原田ひ香さんの帯文で人気に火がつき再ブレイク!
今も売れ続けていて、書店の文庫コーナーで目にした方も多いのではないでしょうか。
有吉佐和子の作品は、普遍的なテーマも魅力で、映画化やテレビドラマ化されている作品も多く、時代を超えて多くの人に読まれています。
そこで、そんな数多くの有吉佐和子の作品の中から、おすすめの小説やエッセイをまとめてみました!
ぜひ本選びの参考にしてみてください。
有吉佐和子のおすすめ作品10選!
青い壺(文春文庫)

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昭和も令和も変わらぬ人間模様、リアルな生活描写を青い壺が絶妙に映し出す。
シングルマザーの苦悩、すれ違う夫婦、相続争いに悩む娘の言葉を聴いてドキリとする親……。
人間の奥深くに巣食うドロドロした心理を小気味よく、鮮やかに描き出す絶品の13話。
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夕陽ヵ丘三号館(文春文庫)

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舞台は有名商社の社宅。
妻たちの情報戦、子供の教育問題、夫たちの出世レース、そして……。
昭和も令和も変わらない人間描写、普遍のドラマがジェットコースターばりに展開する元祖・タワマン文学!
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有吉佐和子ベスト・エッセイ(ちくま文庫)

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次々にベストセラーとなった昭和を代表する作家・有吉佐和子。
若くして始まった作家人生を支えたのは美への探究心や旺盛な好奇心、行動力であった――。
明るくバイタリティに溢れる人物像や創作の現場がうかがえる有吉佐和子のエッセイ集ベスト版!
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女二人のニューギニア(河出文庫)

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文化人類学者で友人の畑中幸子が住むニューギニアの奥地。
そこは全く文明に侵されておらず、野ブタ三匹と女一人の価値は一緒!?
有吉センセイ、ついにシシミン族にパンツを縫う……。
想像を絶する出来事の連続と抱腹絶倒の滞在記。
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閉店時間(河出文庫)

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花形企業の東京デパートに働く紀美子、節子、サユリ。
同じ高校の同級生仲良し3人だが、三者三様の仕事と恋の悩みがあった。
仕事と恋愛を通して成長していく女性の姿を描く傑作長編。
圧巻の面白さの元祖・お仕事小説!
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和宮様御留(講談社文庫)

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徳川家に降嫁した和宮は偽物だった!
徳川将軍家に降嫁せよと勅命を受ける皇妹・和宮。
彼女の身代りとされた少女フキは何も知らされないまま江戸へ向かう輿に乗せられる――。
大義によって人生を翻弄された女たちの矜持を描いた有吉文学を代表する不朽の名作。
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恍惚の人(新潮文庫)

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文明の発達と医学の進歩がもたらした人口の高齢化。
老いて永生きすることは果して幸福か?
日本の老人福祉政策はこれでよいのか?
誰もがいずれは直面しなければならない《老い》の問題に光を投げかけるベストセラー小説。
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非色(河出文庫)

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戦後黒人兵と結婚し、幼い子を連れNYに渡った笑子。
人種差別と偏見にあいながらも、逞しく生き方を模索する。
差別とは何か?
アメリカの人種問題と人権を描き切った渾身の感動傑作!
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悪女について(新潮文庫)

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スキャンダルにまみれて謎の死を遂げた美貌の女実業家・富小路公子。
二十七人の男女へのインタビューで浮び上がってきたのは、恐ろしくも奇想天外な女の悪の愉しみ方だった。
男たちを翻弄しながら、豪奢に悪を愉しんだ女の一生を綴る長編小説。
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仮縫(集英社文庫)

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パリ帰りのユキが経営する高級洋装店で働く隆子。
「この店を自分のものにしたい」と憧れ以上の野心を抱き、ユキの再渡仏をチャンスと──。
デザイナーとして頂点を目指す女たちの闘い。
嫉妬や噂が渦巻く服飾業界で、したたかに生きる女たちを描く初期名作!
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まだまだあります!有吉佐和子のおすすめ本

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有吉佐和子の本棚(単行本)
ベストセラー作家、有吉佐和子が再注目されている。本や書斎、原稿などの写真と単行本未収録小説やエッセイを収録、人と作品に迫る。
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挿絵の女 単行本未収録作品集(単行本)
記憶を失った挿絵画家が描く女は誰なのか、揺れる心理を描く「挿絵の女」、代表作『紀ノ川』のもととなった「死んだ家」、日本舞踊家の生き様「鬼の腕」等、珠玉の単行本未収録6編。
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