1998年から刊行されている海外文学の作品を紹介するシリーズ「新潮クレスト・ブックス」。
海外文学レーベルの中でも人気が高く、装丁(ブックデザイン)の美しさも魅力です。
そんな新潮クレスト・ブックスで紹介されている作品の中から、ブックデザインも素敵なおすすめ作品をまとめてみました。
本棚に飾ってインテリアとしても楽しめ、海外文学を読んでみたい方にもおすすめですので、参考にしてみてください!
新潮クレスト・ブックスのおすすめ海外文学10選!
青いパステル画の男/アントワーヌ・ローラン(新潮クレスト・ブックス)
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パリの弁護士ショーモンは古いモノが好き。
ある日、自分そっくりの18世紀の肖像画を落札したショーモンは、その男の正体を探す旅へ。
『赤いモレスキンの女』の著者による鮮烈なデビュー作。
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赤いモレスキンの女/アントワーヌ・ローラン(新潮クレスト・ブックス)
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パリの書店主ローランは、バッグの落とし主に恋をした。
手がかりは赤い手帳とモディアノのサイン本。
バツイチ男のローランは女が書き綴った魅惑的な世界に魅せられ、わずかな手がかりを頼りに落とし主を探し始める――。
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ミッテランの帽子/アントワーヌ・ローラン(新潮クレスト・ブックス)
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その帽子を手にした日から、冴えない人生は美しく輝きはじめる。
舞台は1980年代。
時の大統領ミッテランがブラッスリーに置き忘れた帽子は、持ち主が変わるたびに彼らの人生に幸運をもたらしてゆく――。
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ある犬の飼い主の一日/サンダー・コラールト(新潮クレスト・ブックス)
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スフルク(ならず者)という名の老犬と、人生に疲れた独身男の特別な土曜日。
生きるよろこびを取り戻していくさまをつぶさに描いたオランダのベストセラー長篇。
リブリス文学賞受賞作。
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帰れない山/パオロ・コニェッティ(新潮クレスト・ブックス)
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街の少年と山の少年、二人の人生があの山で再び交錯する。
北イタリア、モンテ・ローザ山麓を舞台に、本当の居場所を求めて彷徨う二人の男の葛藤と友情を描く。
イタリア文学の最高峰「ストレーガ賞」を受賞し、世界39言語に翻訳された国際的ベストセラー。
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フォンターネ 山小屋の生活/パオロ・コニェッティ(新潮クレスト・ブックス)
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30歳になった僕は何もかもが枯渇してしまい、アルプスの山小屋に籠った。
都市での属性を解き放ち、生きもの達の気配を知り、五感が研ぎ澄まされていく――。
世界的ベストセラー『帰れない山』の著者が、原点となった山小屋での生活と四季の美を綴る。
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ある一生/ローベルト・ゼーターラー(新潮クレスト・ブックス)
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吹雪の白い静寂のなかに消えていった、あの光景。
アルプスの山とともに生きた、名もなき男の生涯。
その人生を織りなす、瞬くような忘れがたき時間が、なぜこんなにも胸に迫るのだろう。
現代オーストリア文学の名手が紡ぐ恩寵に満ちた物語。
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野原/ローベルト・ゼーターラー(新潮クレスト・ブックス)
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たゆまぬ愛、癒えない傷、夫婦の確執、労働の悦び、戦争、汚職、ならず者の悲哀……。
失意に終わる人生のなかにも、一瞬の輝き、損なわれることのない人間の尊厳がある。
悲しみとは、生の躍動――人の尊厳に迫る、このうえなく静かな長篇小説。
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ペンギンの憂鬱/アンドレイ・クルコフ(新潮クレスト・ブックス)
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憂鬱症のペンギンと暮らす売れない短編小説家。
彼らに次々と起こる不可解な出来事。目に見えない恐怖がささやかな幸福を脅やかしはじめる……。
欧米各国で絶大な賞賛と人気を得た長編小説。
不条理で物語にみちた新ロシア文学。
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本を読むひと/アリス・フェルネ(新潮クレスト・ブックス)
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ジプシーの大家族とある図書館員の物語。
パリ郊外の荒れ地に暮らすジプシーの一家を、ある図書館員が訪ねてくる。
本を読む歓びを伝えたい彼女は、まず子どもたちを、やがてその父母を、最後には家長をも変えてゆく――。
フェミナ賞最終候補となったフランスのロングセラー!
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まだまだあります!おすすめの新潮クレスト・ブックス
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秋/アリ・スミス(新潮クレスト・ブックス)
眠りづづける101歳の老人。かたわらで本を読む若い女性。老人はかつて、少女の隣人だった――。EU離脱後のイギリスを描く「四季四部作」秋物語。
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冬/アリ・スミス(新潮クレスト・ブックス)
偽の恋人を連れた息子が見たのは、人生を見失った母の姿。母と長年不和の叔母も加わり、特別なクリスマスが始まる――。EU離脱後のイギリスを描く「四季四部作」冬物語。
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春/アリ・スミス(新潮クレスト・ブックス)
時代に取り残された老演出家。移民収容施設で心を殺して働く女。二人の前に、花の都の名を持つ少女が現れて――。EU離脱後のイギリスを描く「四季四部作」春物語。
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夏/アリ・スミス(新潮クレスト・ブックス)
環境破壊に心を痛める少女と、天才物理学者に憧れるやんちゃすぎる弟。二人は丸い石を運ぶ男女に導かれ、歴史をつなぐ旅に出る。EU離脱後のイギリスを描く「四季四部作」夏物語。
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別れの色彩/ベルンハルト・シュリンク(新潮クレスト・ブックス)
年齢を重ねた今だからわかる、あの日の別れへの後悔、そしてその本当の意味を――。「人生の秋」を迎えた自らの心象風景にも重ねて、さまざまな人々のあの日への思いを綴る短篇集。
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すべての見えない光/アンソニー・ドーア(新潮クレスト・ブックス)
ラジオから聞こえる懐かしい声が、若いドイツ兵と盲目の少女の心をつなぐ――。時代に翻弄される人々の苦闘を、温かな筆致で繊細に描く感動巨篇。ピュリツァー賞受賞作。
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友だち/シーグリッド・ヌーネス(新潮クレスト・ブックス)
主を亡くした巨体の老犬と、哀しみに沈む女性作家。狭いアパートで寄り添うふたつの孤独は、言葉を介さない友情で、かたく結ばれてゆく。全米図書賞受賞作。
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緑の天幕/リュドミラ・ウリツカヤ(新潮クレスト・ブックス)
1953年のスターリンの死から1991年のソ連崩壊へ。それぞれの夢を抱いて、愛を求めては失いながら、抑圧的な社会の中で、人間らしく生きようとする人びと――。
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ウォーターダンサー/タナハシ・コーツ(新潮クレスト・ブックス)
思い出さなければならない。失ったもの、奪われたものを。奴隷制という「戦争」から如何に生き延びるか――「記憶」と「水」が導く壮大な物語。
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トリック/エマヌエル・ベルクマン(新潮クレスト・ブックス)
両親の不仲に悩む少年と、ホロコーストを生き抜いた老マジシャン。世紀を超えて手渡された「トリック」、人生という名の悲喜劇。
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ファミリー・ライフ/アキール・シャルマ(新潮クレスト・ブックス)
家族の暮らしを一変させた、ある夏の事故。介護する家族の、愛と痛み、祈りに満ちた自伝的小説。フォリオ賞・国際IMPACダブリン文学賞受賞作。
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ビリー・リンの永遠の一日/ベン・ファウンテン(新潮クレスト・ブックス)
巨大スタジアムのステージで、兵士たちが行進し、ビヨンセが歌い踊り、花火が上がる――。甦る戦場の記憶と祖国アメリカの狂騒。19歳の兵士の視点で描かれる感動の大作。
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べつの言葉で/ジュンパ・ラヒリ(新潮クレスト・ブックス)
ニューヨークからローマへ――40歳を過ぎて経験する新しいこと。言葉、文学、暮らし、人生を語る、『停電の夜』の著者初めてのエッセイ。
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レニーとマーゴで100歳/マリアンヌ・クローニン(新潮クレスト・ブックス)
終末期医療を受ける少女レニーは、83歳のマーゴと知り合う。ふたりは自分たちが生きた証を絵にして残すという計画を立て――。世界中で大絶賛を浴びた心温まる物語。
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おじいさんに聞いた話/トーン・テレヘン(新潮クレスト・ブックス)
ロシア生まれの祖父は、祖母にいくらとめられても、死をめぐる話、人生の悲惨と理不尽を〈ぼく〉に語りつづけた――。作家テレヘン自身がもっとも愛する宝箱のような掌篇集。
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変わったタイプ/トム・ハンクス(新潮クレスト・ブックス)
世界が驚いた、小説家トム・ハンクスのデビュー作。悲喜こもごもの人生の一瞬を情の深い筆致で描き出す。これぞ、短篇小説の醍醐味!「ニューヨーカー」掲載作も収録。
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